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印刷と書き出しの方法!図解で覚えるIllustrator~イラレ基本操作編~

ここでは、Illustratorの基本操作としてアートボードの印刷と書き出しの方法について紹介します。また説明に用いるソフトのバージョンは「Illustrator 24.0」です。

ソフトの購入がまだの方は、下記ボタンからIllustratorを含むAdobeソフトの購入ページに移動できます。

Adobe Creative Cloud コンプリート

印刷物のプリント

illustratorで印刷物を作成する場合、新規ドキュメント作成時にサイズや向き、また裁ち落としなどの設定をします。

また詳細設定では「カラーモード」「ラスタライズ効果」「プレビューモード」の設定が可能です。印刷物ですのでカラーモードはCMYKに、またラスタライズ効果とは透明効果や画像の解像度のことですので、印刷物では高解像度(300ppi)を選択しておきましょう。プレビューモードも印刷物では「指定なし(デフォルト)」でOKです。

尚、アートボードを診察するには次の手順を追ってください。

  1. メニューバーのファイルからプリントをクリックします。
  2. 印刷設定をして、ウィンドウ下部の「プリント」ボタンを選択します。
  3. アートボードが印刷されます。

■ 一般
用紙のサイズ、向き、ページ数、拡大・縮小、分割オプション、レイヤーの選択などを設定します。
■ トンボと裁ち落とし
トンボと裁ち落としの設定をします。
■ 出力
色分解出力の設定をします。
■ グラフィック
パスの処理方法、フォントのダウンロード、PostScriptデータ出力形式などを設定します。
■ カラーマネジメント
印刷時のカラープロファイルとマッチング方法を選択し、設定します。「カラーマネジメント」とは、ディスプレイで見る色と印刷後の用紙の色をできるだけ同じにしようとする仕組みのことです。
■ 詳細
印刷時のベクトルアートワークの分割や統合、またラスタライズを制御します。

トンボと裁ち落とし

トンボと裁ち落としは印刷物を作成する上ではとても重要で、仕上がりの位置や断裁位置を明確にするために必要不可欠な目印のことです。

印刷を業者に依頼する場合、そのワークフローは家庭用のプリンターで印刷するそれとは異なり、印刷と断裁の2工程に分かれています。仕上がりがA4サイズの印刷物である場合、印刷の時点ではA4サイズよりも一回り大きい用紙に印刷し、その後に数百枚から数千枚をまとめて断裁して仕上げます。したがって印刷を業者に依頼する場合は必ず、断裁時のズレを考慮して印刷業者に入稿するデータは、3mm程度大きく印刷できるように作成する必要があります

 クリックで拡大

トンボとは、仕上がりのサイズを示すためのマークのことで、別名「トリムマーク」ともいいます。またトンボには、アートボードの四隅に配置されるL字型の「コーナートンボ」と、辺の中央に配置される十字型の「センタートンボ」の2種類あります。またコーナートンボは裁ち落としの領域を表します。

裁ち落としとは、仕上がりのサイズよりも3mm程度大きめに色や画像などの絵柄を配置する領域のことで、別名「ドブ」ともいいます。断裁時に欠けてはいけないオブジェクトは、裁ち落としの領域外に配置する必要があります。

文字のアウトライン

印刷を業者に依頼する場合、illustratorで作成したデータに使っているフォントが業者のコンピュータに備わっていない限り、正しく印刷することはできません。依頼する業者の対応に従って、テキストはアウトラインします。アウトラインをすることで文字に沿ったパスが作成され、文字は文字情報ではなく図形として扱われるようになります

  1. テキストオブジェクトを選択します。
  2. メニューバーの書式からアウトラインを作成をクリックします。
  3. テキストオブジェクトが図形オブジェクトに変換されます。

画像のリンク

印刷業者に印刷を依頼する場合は、画像は「リンク画像」ではなく、すべて「埋め込み画像」に変換しておきましょう。変換方法については、下の記事で紹介しています。

4色印刷と2色印刷

商業印刷では、CMYKという4色のインクを使った「4色印刷」だけでなく、ゴールドや蛍光色といったCMYKでは表現することができない特色を使った「2色印刷」というものがあります。また特色は、別名「スポットカラー」ともいいます。4色印刷用のデータを2色印刷用のデータに変換する方法は、下記の通りです。

  1. 4色印刷用のオブジェクトを選択します。
  2. プロパティパネルからカラー変更をクリックすると、「オブジェクトの再配色」ウィンドウが表示されます。
  3. ウィンドウ左下の「オブジェクトの再配色」にチェックが入っていることを確認します。
  4. 「プリセット」から「2カラージョブ」を選択し、表示されるウィンドウのライブラリが「なし」の状態で「OK」をクリックします。
  5. オブジェクトの配色が、2色に変換されます。

Webデータの書き出し

Web用のデータを作成する時は、新規ドキュメント作成時の「プロファイル」を「Web」選択します。カラーモードはWeb用のデータですのでRGBに、単位は「ピクセル」を選択します。またパネルの「線の位置」グループから「線を中央に揃える」ボタンをクリックしておくと、線はぼやけずに書き出しすることができます。

  1. 書き出したいアートボードをクリックします。
  2. 任意のアートボードがアクティブな状態で、メニューバーのファイルからWeb用に保存をクリックします。
  3. JPEGやPNGなど「プリセット」を指定して「OK」を選択し、画像データの保存場所を指定して「保存」します。
  4. 指定したプリセットの形式で、アートボードがWeb用に保存されます。

スライス

スライスとは、アートワークからWeb用の画像を作成するための領域のことで、アートボード上の画像をパーツごとに分割する機能です。またこの機能を使う方法は2つあり、メニューバーの「オブジェクト」から「スライス」を選択する方法と、もう一つは「スライスツール」を使う方法です。

一つ目の方法は、メニューバーのオブジェクトの中にあるスライスから、「選択範囲から作成」または「作成」を選択することでスライスが作成されます。「選択範囲から作成」を選択した場合、作成されたスライスはオブジェクトの移動やサイズ変更を行った場合でも、スライスはそのまま残ります。また「作成」を選択した場合は、オブジェクトの編集に伴ってスライスの位置やサイズも変更されます

スライスツールを使う場合は、ツールパネルから「スライスツール」を選択し、スライスしたい領域をドラッグアンドドロップするだけで作成することができます。

またスライスには、ユーザーが作成した「ユーザー定義スライス」と、ユーザー定義スライス以外に自動的に作成される「自動スライス」の2種類があります。自動スライスは、その領域を表す枠や番号の色が薄い色で表示されます。

ピクセルビュー

ピクセルビューとは、Webブラウザーでオブジェクトがどう見えるかを確認するための表示モードのことです。またピクセルビューが適用されていると、メニューバーの「表示」に「ピクセルにスナップ」という項目が追加されます。

表示モードをピクセルビューにするには、メニューバーの表示からピクセルビューをクリックし、また解除するには同じ手順で「ピクセルビュー」のチェックを外します。

ショートカットキー

Windows Mac
スライスツール Alt + Ctrl + K Option + ⌘ + K
印刷 Ctrl + P ⌘ + P
Web用に保存 Alt + Shift + Ctrl + S Option + Shift + ⌘ + S
表示の切り替え
(アウトライン / プレビュー画面)
Ctrl + Y ⌘ + Y
ピクセルプレビュー Alt + Ctrl + Y Option + ⌘ + Y
オーバープリントプレビュー Alt + Shift + Ctrl + Y Option + Shift + ⌘ + Y
アウトラインの作成 Shift + Ctrl + O Shift + ⌘ + O

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