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オブジェクトを組み合わせる!図解で覚えるIllustrator~イラレ基本操作編~

ここでは、Illustratorの基本操作としてパスファインダー効果などを使って、図形などのオブジェクトを組み合わせる方法についての説明をします。また説明に用いるソフトのバージョンは「Illustrator 24.0」です。

ソフトの購入がまだの方は、下記ボタンからIllustratorを含むAdobeソフトの購入ページに移動できます。

Adobe Creative Cloud コンプリート

オブジェクトを組み合わせる方法

Illustratorでは、複数のオブジェクトを組み合わせて動作させることができます。またそれにはパスファインダー効果」「複合シェイプ」「複合パスの3つの方法があり、それぞれの方法で生成されるオブジェクトのパスやシェイプ(パスで作られた図形)は、その性質もそれぞれで異なります。

パスファインダー効果

パスファインダー効果を使用する場合、複数のオブジェクトをどのような相互関係で組み合わせるかを指定することができます。ただし、パスファインダー効果を適用した後に、適用前のオブジェクトを個別に編集することはできません

複合シェイプ

複合シェイプを使用する場合、パスファインダー効果と同じく、複数のオブジェクトをどのような相互関係で組み合わせるかを指定することができます。また複合シェイプでは、オブジェクトを組み合わせた後からでもオブジェクトを個別に編集することができます

複合パス

複数のオブジェクトで複合パスを作成すると、それらの全てのパスはグループ化された1つのオブジェクトに変換されます。またこの場合、「ダイレクト選択ツール」また「グループ選択ツール」を使って、オブジェクトを個別に選択操作することができます。

パスファインダーパネル

ひとまずメニューバーの「ウィンドウ」から「パスファインダー」をクリックして、ワークスペースにパスファインダーパネルを表示しておきましょう。パスファインダーパネルには、上段4つの「形状モード」グループのボタンと、下段6つの「パスファインダー」グループのボタンが用意されています。

形状モードグループ

形状モードグループのボタンでは、複数のオブジェクトのパスやシェイプをどのような相互関係で組み合わせるかを指定します

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■ 合体
前面オブジェクトのエリアを追加し、オブジェクトを合体させます。
■ 前面オブジェクトで型抜き
前面オブジェクトのエリアで、背面オブジェクトを型抜きします。
■ 交差
オブジェクトが交差するエリア(すべてのパスが重なる部分)だけを残します。
■ 中マド
オブジェクトが交差するエリア(重なっているパスの数が奇数の部分)が穴あきになります。

パスファインダーグループ

パスファインダーグループのボタンを使用することで、複数のオブジェクトをより複雑な形状へと変換することができます。(※ 本来「刈り込み」「合流」「切り抜き」「アウトライン」では、線幅が0になりますが、下の画像ではわかりやすいように線幅を設定しています。)

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■ 分割
オブジェクトをパスの境で分割します。
■ 刈り込み
前面の「塗り」で隠れているパスを無視して、オブジェクトをパスの境で分割します。
■ 合流
「塗り」の色が同じエリアを統合し、違うエリアを分割します。
■ 切り抜き
最前面のオブジェクトのエリアで、背面のオブジェクトを切り抜きます。
■ アウトライン
オブジェクトの交点間で、個々のセグメント(線)に分割します。
■ 背面オブジェクトで型抜き
背面のオブジェクトのエリアで、最前面のオブジェクトを型抜きします。(背面のどのオブジェクトとも重なっていない、最前面のオブジェクトのエリアだけが残ります。)

パスファインダー効果を使う

「パスファインダー効果」を使用する場合は、「パスファインダー」パネルの上段4つの形状モードグループのボタンをクリックして操作します。

パスファインダー効果では、複数のオブジェクトが完全に組み合わさってしまうため、適用後にそれぞれのオブジェクトを個別に編集することはできません。元に戻したい場合は、メニューバーの「編集」から「取り消し」をクリックするか、ショートカットキー(Ctrl/⌘ + Z)を使いましょう。

複合シェイプを使う

「複合シェイプ」を使用する場合は、「パスファインダー」パネルの上段4つの形状モードグループのボタンを、それぞれAlt / Option」キーを押しながらクリックして操作します。

複合シェイプはパスファインダー効果とは異なり、複数のオブジェクトが組み合わさっているようで、実際にはそれぞれのパスが保持されているため、修正が必要な場合は個別に編集することができます。また複合シェイプを通常のオブジェクトに変換したい場合は、「パスファインダー」パネルの拡張をクリックしましょう。

複合パスを使う

「複合パス」を使用する場合は、複数のオブジェクトを選択した状態で、メニューバーの「オブジェクト」の中にある「複合パス」から作成をクリックします。

複合パスでは、オブジェクトのパスが重なっている部分は透明にくり抜かれて表示され、また複合パスに含まれるオブジェクトすべてに、最背面のオブジェクトの属性(ペイント・スタイル)が適用されます。

【補足】歯車オブジェクトをつくる

参考までに、4つのオブジェクトを組み合わせて歯車オブジェクトを作成する手順を紹介します。

まずは下の画像を参考に、AからDのオブジェクトを作成します。Aのオブジェクトを作成するには、「スターツール」を選択した状態でドキュメントウィンドウをクリックし、表示されるウィンドウで「点の数」の値(ここでは18を指定)を入力すると作成できます。BCDは「円形ツール」を使いましょう。

4つのオブジェクトを作成できたら、CのオブジェクトがAの前面になるように中心で重ね、パスファインダーパネルの形状モードグループの合体ボタンを選択します。すると、AとCのオブジェクトが合体します。

次に、先ほど合体したACのオブジェクトの背面にBを配置し交差させます。このとき、BのオブジェクトはCよりも一回り大きいサイズにしてください。

最後にDのオブジェクトをABCオブジェクトの前目に重ね、前面オブジェクトで型抜きボタン(「中マド」でも可)を選択します。歯車オブジェクトの完成です。

ショートカットキー

Windows Mac
複合パスの作成 Ctrl + 8 ⌘ + 8
グループ化 Ctrl + G ⌘ + G
グループ解除 Shift + Ctrl + G Shift + ⌘ + G
選択中のオブジェクトをロック Ctrl + 2 ⌘ + 2
すべてをロック Alt + Ctrl + 2 Option + ⌘ + 2
選択中のオブジェクトを隠す Ctrl + 3 ⌘ + 3
すべてを表示 Alt + Ctrl + 3 Option + ⌘ + 3

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